|
|
ラマッラ(Ramallah)
|
|
• アル・ビーレ(Al-Bireh)
|
ラマッラの対の都市、アル・ビーレは、紀元前3500年頃にカナン人によって建設されました。キリスト教の伝説によると、ヨセフとマリアがエルサレムからガラリヤに向かう途中ここで休んでいる時に、イエスがいないことに気付きました。聖家族教会として知られる十字軍の教会が、ヨセフとマリアが休憩した場所を示しています。
|
|
• ベイティン(Beitin)
|
アル・ビーレの郊外に広がる古い村で、その歴史は有史以前にまでさかのぼり、発掘によって火打石で出来た道具や陶器、紀元前5世紀のものとみられる動物の骨などが見つかっています。
ベイティンの塔として知られる古い塔は、ヘブロンからナブルスに向かうアブラハムが祭壇を置いた場所だと信じられています。また、ヤコブが天に向かう階段を夢に見た場所だとも伝えられています。
ベイティンは、ヘレニズム、ローマ、ビザンティンを通して繁栄した町でした。ヘレニズム期の塔とビザンティン時代の僧院跡は今でも残っています。
|
|
• ナビ・サムウィル(Nabi Samwil)
|
ラマッラの南西12キロにあるナビ・サムウィルは、預言者サムエルの墓がある場所として知られています。キリスト教徒、イスラム教徒、そしてユダヤ教徒にとっても神聖なこの場所は、大きな砲塔を備えた建物と布で覆われたサムエルの墓がある地下室があります。山の上の村は、エルサレムの素晴らしい眺めを望むミナレットのあるモスクを囲むようにして広がっています。
|
|
• ギベオン(Gibeon, アル・ジブ、Al-Jib)
|
ナビ・サムウィルからほんの数キロところにあるのが、聖書にも登場するギベオンの跡、絵のように美しいアル・ジブの村です。ギベオンは7世紀には非常に栄えたワインの産地でした。最大で42樽のワイン貯蔵可能な63ものワインセラー跡が発掘調査で発見されました。他にも当時の水道設備などが状態の良いままで見つかっています。
|
|
• テル・アル・ナスバ(Tell Al-Nasbah)
|
ビルゼイトの南に位置するテル・アル・ナスバは、青銅器時代の重要な遺跡が残されています。現存するものとしては、紀元前9世紀にまでさかのぼる門、巨大な城壁、ビザンティン時代の教会跡、オスマン時代の隊商宿などがあります。サウルが戴冠した場所だとも言われています。
|
|
• ビルゼイト(Birzeit)
|
アル・ビーレの南にあるこの町は、1924年に設立された西岸の最高学府、ビルゼイト大学で有名です。
|
|
• ジフナ(Jifna)
|
ビルゼイト近郊のジフナは小さいながらもきれいな村で、ローマ、ビザンティン時代には重要な町であったこともありました。ヨセウスのジョフナ(Gophna)として以前は知られていたジフナは、1世紀にはこの地方の首都でした。現在ではオープンカフェやレストラン、バーなどで賑わう避暑地になっています。
|
|
• アイン・ケニア自然保護区(Ein Kanya Nature Reserve)
|
ラマッラの北西7キロにあるこの美しい自然保護区は、自然の湧水からその名を取って付けられました。様々な野生植物、鳥、動物などを楽しめ、散歩、ピクニックやハイキングに最適です。
|
|
|