駐日パレスチナ常駐総代表部
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Place to Visit

エルサレム (Jerusalem)

Dome of the Rock エルサレム抜きにパレスチナを語ることは出来ません。宗教や政治についての考え方は十人十色ですが、エルサレムという小さな街を訪れたなら、その多様な横顔や歴史の重みに驚かれるに違いありません。歴史に興味をお持ちならば、あるいは歴史ではなくとも宗教でも現代の政治でも、エルサレムは見るべきものが溢れています。
イスラム教徒にとって第3の聖地であるエルサレムには、モハメッドがここから天に召されたとされる岩のドームがあります。また、キリスト教徒にとってはイエスが磔にされ、葬られ、そして復活した聖地であり、ユダヤ教徒にとっては西の壁がある聖なる場所なのです。


•  聖墳墓教会 The Church of the Holy Sepulchre • ゲッセマネの教会  Church of Gethsemane
• 万国民の教会 The Church of All Nationas,
苦悶教会 Basilica of Agony
• 岩のドーム
  Dome of the Rock, Al-Haram Al-Sharif
• アル・アクサ寺院  The Distant Mosque, Al-Aqsa • 西の壁(嘆きの壁)  Western Wall, Wailing Wall)
• 園の墓  The Gardem Tomb • ヴィア・ドロローサ(悲しみの道) Via Dolorosa
• 城壁(ダビデの塔)The Citadel, Tower of David • オリーブ山 Mount of Olives
• マリア永眠教会 Tomb of Virgin Mary • ベタニア BethanyM
• ケデロンの谷 The Kidron Valley  
旧市街の城壁と門 • ダマスカス門(バーブ・アル・アムード)
  Damascus Gate, Bab al-Amud
•ヤッフォ門(バーブ・アル・ハリール)
  Jaffa Gate, Bab al-Khalil
• シオン門 Zion Gate
• 糞門(バーブ・ハラット・アル・マガルベ)
  Dung Gate, Bab Harat al-Magharbeh
• 新門(バーブ・アル・ジャディード)
  New Gate, Bab al-Jadid
• ライオン門(聖ステバノ門)
  Lion Gate, St. Stephan’s Gate
• 黄金門 Golden Gate


• 聖墳墓教会(The Church of the Holy Sepulchre)

Church of Gethsemane
イエス・キリストの死と復活という瞬間の状態を保存するこの教会は、キリスト教徒にとっては最も聖なる教会です。キリスト教地区旧市街に位置し、4世紀にコンスタンティヌス大帝の母へレナによってローマ人異教徒の寺院跡に最初に建てられました。今日の建造物は12世紀に十字軍によって建てられた当時のもので、キリストが十字架を背負って処刑されるまでの道のりにある14留のうち、最後の5ヶ所が教会内にあります。イエスが磔にされたゴルゴダの教会、埋葬され復活した墓、そして復活後最初にその姿を見せたマグダラのマリアの礼拝堂もあります。

 



• ゲッセマネの教会(Church of Gethsemane)万国民の教会− The Church of All Nationas, 苦悶教会− Basilica of Agony

オリーブ山にあるこの教会は、イエスの祈りと苦悩で知られる聖なる場所に379年ビザンティンによって建てられました。エルサレムの中でも最も美しい教会のひとつとされるこの建物は、1919〜1924年に建てられました。苦悶教会という名でも知られ、その建設に16の国々が関わったため、万国民の教会とも呼ばれます。この教会は2つの別の教会の跡地に建てられました。ビザンティンの床や入り口のアーチのモザイクはまさに見事です。
ゲッセマネの園はオリーブ山のふもとにあります。その姿は今も20世紀前も変わることなく、世界でも最古のオリーブの木々が現存しています。この園はイエスが好んだ場所で、瞑想や祈りのためによく訪れたといいます。彼の受難の最も痛ましい最後の夜を過ごしたのもこの場所でした。


• 岩のドーム(Dome of the Rock, Al-Haram Al-Sharif)

旧市街のイスラム教徒地区にあるこのモスクは、イスラム教徒にとってはメッカのカァバ神殿、メディナにある預言者マホメッドの墓(共にサウジアラビア)に続く第3の聖地です。コーランによると預言者マホメッドのメッカからエルサレムまでの旅は最も長いものでした。岩のドームは世界でも最古かつ最も素晴らしい寺院のひとつです。7世紀末にウマイヤ朝カリフ、アブド・アルマリク・ブン・マルワーンによって建てられたこのモスクは、長い八角形の外観と壮観な黄金のドームで有名です。その並木と庭園は旧市街の1/5まで伸び、総面積は140,900平方メートルに及びます。


• アル・アクサ寺院(The Distant Mosque, Al-Aqsa)

岩のドームの隣にある銀色のドーム型のモスクが、イスラム教徒にとっての第3の聖地の一部であるアル・アクサ寺院です。カリフであったワリード・ブン・アブド・アルマリクによって709−715年に建てられましたが、少なくとも6回の再建設を経たため、初期の姿はその原形をほとんど留めていません。


• 西の壁(嘆きの壁、Western Wall, Wailing Wall) 

西の壁は嘆きの壁とも呼ばれ、ユダヤ人が訪れてユダヤ教の寺院の破壊を嘆き悲しむ場所です。マガレーバ地区の前は1967年に取り壊され、シナゴーグになりました。


• 園の墓(The Gardem Tomb)

旧市街ダマスカス門の北にある園の墓は、その簡素で美しく平和的な雰囲気のため、祈りや瞑想には理想的な場所です。岩を削って作られた墓のそばで、キリストの処刑、復活に思いを馳せ、祈りを捧げるのを好むキリスト教徒もいます。園の墓に佇むと、キリストの処刑と埋葬がどのようなものであったか想像出来るでしょう。


• ヴィア・ドロローサ(悲しみの道、Via Dolorosa)

磔にされ死の責苦という苦難を迎えたアントニア要塞まで、キリストが十字架を背負って歩いた道です。その道のりにある14留のうち2ヶ所がアントニアに、7ヶ所が路上に、そして最後の5ヶ所は聖墳墓教会内にあります。


• 城壁(ダビデの塔、The Citadel, Tower of David)

ダビデの塔とはオスマン帝国時代に建てられたモスクのミナレットで、城壁がヤッフォ門の近くの2つの塔、壁、斜面、庭園を囲んでいます。時間をかけて散策してみるとよいでしょう。この塔を建てたのはヘロデだと言われており、当時の3つの塔の遺跡が未だに残っています。14世紀マムルーク朝の時に再建され、1310年に王カラーウーンによってモスクが新たに追加され、補強されました。1531年にはスレイマン大帝によってミナレットがもう1本追加されました。城壁は今日では博物館になっています。


• オリーブ山(Mount of Olives)

オリーブ山はエルサレムの東、ケデロンの谷を横切るようにそびえ立っています。旧市街や遥か彼方の死海、そして東のモアブ山まで、素晴らしい眺めが楽しめます。オリーブ山はイエスの生涯においても関わりの深い山で、ここで昇天し、エルサレムの壊滅を予言し、主の祈りを授け、しゅろの日曜日にエルサレムに向かう道のりでエルサレムを思って涙を流した(主の涙の教会)場所です。目を引く玉葱型の尖塔があるロシア正教会、マグダラのマリア教会もオリーブ山にあります。


• マリア永眠教会(Tomb of Virgin Mary)

伝説によると、エルサレムで亡くなった聖母マリアは、ケデロンの谷に葬られたといいます。現在の教会は十字軍によってビザンティンの聖堂の廃墟跡に建てられました。聖母マリアの被昇天と墓で名高い伝説の教会です。


• ベタニア(Bethany)

エルサレムの東2km、オリーブ山東側の丘陵地に位置するベタニアは、イエスに愛されたラザロとその2人の姉妹、マリアとマルタの故郷です。ここはイエスがラザロを死から蘇らせる偉大な奇跡を行ったところで、4世紀から現在に至るまで村はラザロと呼ばれています。


• ケデロンの谷(The Kidron Valley)

オリーブ山とエルサレムの市街はケデロンの谷によって隔てられています。弟子たちと共にゲッセマネに向かった聖なる木曜日も含め、イエスは何度もこの谷を越えました。アブサロム、ヨシャパテ、聖ヤコブ、聖ザカリアの古い墓もこのケデロンの谷にあります。地元の言い伝えによると、最後の審判の舞台はこのケデロンであるとのこと。この信仰のためにケデロンにはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の墓地が建てられました。


旧市街の城壁と門

エルサレムの旧市街を取り囲む見事な城壁は、アラブ・イスラム建築が現代に生きている顕著な例です。全長12マイル、直径2マイル、高さ40フィートに及ぶこの城壁は、1542年にオスマン帝国スルタンであったスレイマン・アル・カヌーニー直々の指示で建設されました。43の監視塔と11の門があり、7つの門は現在も使われています。


• ダマスカス門(バーブ・アル・アムード、Damascus Gate, Bab al-Amud)

7つの門の中でも最も大きく複雑で頑丈な防壁門で、唯一発掘された門です。


• ヤッフォ門(バーブ・アル・ハリール、Jaffa Gate, Bab al-Khalil)

旧市街から西へ通じる門です。観光客向けのお店が並ぶ観光名所となっており、門の内側右手にはエルサレムの名所のひとつ、ダビデの塔があります。


• シオン門(Zion Gate)

アルメニア人地区とシオン山を結ぶ門で、門のすぐ外側にあるシオン山はユダヤ人地区との境にもなっています。


• 糞門(バーブ・ハラット・アル・マガルベ、Dung Gate, Bab Harat al-Magharbeh)

ユダヤ人地区と岩のドームに通じる唯一の門です。門の内側すぐ右手にはオフェル考古学ガーデンがあり、エルサレムの波乱に満ちた歴史の全貌をつかむことができます。


• 新門(バーブ・アル・ジャディード、New Gate, Bab al-Jadid)

旧市街の北西に位置する門です。城壁の中と外のキリスト教地区を結ぶために造られました。


• ライオン門(聖ステバノ門、Lion Gate, St. Stephan’s Gate)

旧市街東側に位置する門で、ヴィア・ドロローサはここから始まります。


• 黄金門(Golden Gate)

1600年代から閉ざされており、言い伝えでは救世主はここからエルサレムに入ってくると言われています。

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